フロントマスターシリンダー

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フロントマスターシリンダーの剥げかけてる塗装をはがしてウエスで拭いてから暫くしたら、フルードゲージのまわりが濡れてる。よく見たらゲージ窓の真ん中に穴があいてるではないか。

拡大してみると穴の周りに細かなヒビが入っている。これは劣化してボロボロになってるんだ。

ということはマスターシリンダー交換だ。新品は1万2千円くらいする。これはヤフオクで探すしかない。このマスターシリンダー部分は雨に当たることが多かった側(車庫の屋根の外側)だから劣化も激しい。

ヤフオクで1881円(税込み)で落札したマスターシリンダー。WEBの写真ではよく分からなかったけれど結構ヒビが入っている。やっぱりこの小窓は経年劣化でアウトになるってことだ。まぁ、落札したモノもそれなりに年季が入っていることは写真で承知の上だったけれども。

マスターシリンダーの取り外し。

ブレーキスイッチは下の穴から押すと抜ける。

リザーバータンクのカバーのネジが固着。これで外れた。インパクトドライバー有難や!!!ちなみに2りんかんで1700円也。

ブレーキレバーを取り外す。中のスプリングが錆びている。

もともとのリザーバータンクは固形物がいっぱい。フルードは劣化するとこんな感じになるんだと認識。ただ色はそんなに汚くなってはいない。

ヤフオク品はまだ程度がいい。つまり少なくとも1度はフルード交換をしているということなんだろう。

もともと品からブーツを外す。一方ヤフオク品はグリスがたっぷり入っていてドロドロでブーツもふにゃふにゃで使い物にならず。つまり、ヤフオク品は一度はマスターシリンダーを分解したって事なんだろう。

シリンダー内のピストンなどは特に問題があるように思えない。なのでこのまま使えると判断した。一方、穴の開いた小窓は取り外すことにした。というのも小窓だけアマゾンで購入できることが分かったから。

小窓の真ん中をぶち抜いてドライバーほじり出す。

中からOリングが出てきた。小窓自体は金属の窓枠とかはなくてプラスチックだけで構成されていた。

元々品とヤフオク品の二つのマスターシリンダーを洗浄。より程度のよいパーツを選んで1つ組み立てることにした。

乾いたらフルードのカスが白い塊になっていた。これをワイヤーブラシで掃除。

アマゾンでオーダーした小窓をはめてみる。こっちは金属フレームがプラスチック部分を包んでいる。2個セットで約1300円。同じようなパーツがもっと安く売られていたけれども、レビューコメントを参考にこれを選択した。

説明書を読むとバリを除去せよとある。確かにプラスチック部品にバリが出ている。

小窓をはめ込む先の窓枠もきれいにした。

窓の有効厚みは5㎜。ここでの有効厚みは最大外径部分の厚み。小窓奥側は恐らくOリングがはまるように外径が小さくなっている。

一方Oリングを入れた状態の窓穴深さは4.4㎜。

これなら小窓をいっぱいいっぱいまで圧入すればOリングとしっかり合体できそう。とりあえず小窓穴にいれてみる。なんだかうまく入りそう。

マニュアルにあるようにバイスで押し込んでみたが斜めになってしまった。

結局プラハンで直打ちして打ち込んだ。うまく入った。いい感じ。

マスターシリンダーを組み立てる。シリンダー内にフルードを塗り、ピストンにもフルードを塗って挿入。

サークリップの装着。プライヤーで穴奥にサークリップをセットしてマイナスドライバーで奥まで押し込めばサークリップは溝にはまる。

ブーツをかぶせる。

ダイヤフラムをセットする。

カバーを取り付ける。

これにてフロントマスターシリンダーの組み立て完了。シリンダー内にゴミが入らないようにユニオンボルトをセットしておく。

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