フラッシャーが動かない。全く壊れているわけでもない。イグニッションスイッチをいれるといきなり右または左のウインカーがチカチカしたりする。イグニッションスイッチをオンにしたときにフラッシャースイッチが入っている状態(右か左)でチカチカするのかもしれない。この状態でウインカーをオフにして再度右また左にいれても反応しない。以上よりフラッシャーリレーに通電していないわけではなく、またバルブが切れているわけでもないと判断できる。恐らくフラッシャーリレーが壊れちゃっているというわけだ。
フラッシャーリレーの姿。
Bはバルブつまり電球、EはEarthつまり接地、Lはライン電圧つまり12V、のそれぞれの頭文字だと思う。これがわかれば、最悪どんなフラッシャーリレーでも配線はできる感じ。
横姿。
コネクタ形状。
アマゾンで探しても、似たものがない。ヤフオクにはYamaha XV250ビラーゴのフラッシャーリレーとして見た目そっくりなものが出品されていたので早速入札。
右がヤフオク品。
実物を比べてみてコネクターの向きが違うことが判明。サイズもヤフオク品の方がちょっと大きい。
コネクターの配線は同じ。結線すれば使えそう。
ヤフオク品を結線してみて分かったこと。リレーは悪くないみたい。両方のリレーとも症状は同じ。左はウインクできる。右はNG。残るはスイッチのなので、ハンドルのところのスイッチを分解することにする。
スイッチ構造はシンプルで、スイッチレバーを右に倒せば内部の接点部品が左に動く、あるいはその逆。接点部品はその場所に置かれたままになるが、スイッチレバーを奥に押し込むと末広がりのスライダーが付いたスイッチカバーが接点部品を真ん中に戻す仕組み。
スイッチレバーを外すと末広がりのカバーがついた接点部品が見える。左側の白い部品はホーンスイッチ。
スイッチユニットを掘り出した。
スイッチを分解。接点部品部分。
スイッチ接点。スイッチ接点とスライド部のブレーキクリーナで磨いた。
再組み立ての結果、フラッシャーは完全復活した。スイッチがいけなかったみたい。組み立て直した後、構造を振り返って思うに問題は接点部分の接触不良というよりもスイッチレバーが接点部品をちゃんと動かせていなかったからでは?と思う。
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